「手塩にかける」の意味を教えて?あと由来も? [疑問]
手塩にかける、というのは、自分の身近に置いて、自分の手で大切に世話をして育てる、という意味です。
この由来は、元々は、不浄を払うために食膳に置いた小皿に盛られた少しの塩のことを指していました。
その手塩で料理の味加減を自分の好みで調えたりするようになってきたので、手塩にかけるという表現が出てきたといいます。
そこから、他人任せにしたりせず、自分で面倒を見る、という意味に変化して、現在の使われ方をするようになったのです。
料理では、塩はちょうどいい量を私用しないとおいしくならないので、おいしくなるように、と気持ちを込めて行います。
そのような由来で、より立派になるように、と手塩にかける、という言葉を使うようになってきました。
現在のように手塩にかける、という言葉が使われるようになったのは、江戸時代のころからだといいます。
たとえば、手塩にかけた娘を嫁にやる、という風に、人に使われることが多いのですが、愛情をかけた、という意味で伝えていることになります。
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